↑ ZERO/SPORTS 製 マフラーの 「 ワールドリーガー 」 です!
パフがけされた鏡面仕上げが非常に美しいですね。(^-^)v
■ ZERO/SPORTS 製 マフラー & フロントパイプ の優位性
今回、排気系を ZERO/SPORTS 製で統一しようと思ったのは、大パワーを出すための優位性が
あるからです。
↑ ZERO/SPORTS 製のマフラーとフロントパイプの優位性の秘密はフランジにある。
( 上の写真はフロントパイプ側 )
▼ ZERO/SPORTS 以外の一般的なメーカーの場合
下の図はノーマルのフロントパイプとマフラー接合部 ( フランジ部分 ) の断面図です。
ノーマル形状のフランジは、テーパー状の凸形状になっています。
一般的な市販の社外マフラーや社外フロントパイプは、ノーマルとの互換性を保つために、
ノーマルと同じ形状フランジを採用している場合が多いですね。
ただし、ノーマル互換と言う事は、このフランジ部分だけノーマルサイズ と言う事になります。
つまり、マフラーやフロントパイプを社外の太いタイプに交換しても、フランジ部分だけが
細いので、そこが ボトルネック となってしまいます。
↑ マフラーだけ太くした場合 ( 上の図:左 ) と、フロントパイプも太くした場合 ( 上の図:右 )
両方共に社外の太いモノと交換しても、フランジが純正互換タイプの場合は
フランジ部分がノーマルのまま細いので流れが悪い。
大パワーを狙っていく場合には 排気効率的にも非常に不利 ですね。
↓ 写真で見るとこんな感じです。
↑ 上の画像は、フジツボ製のマフラーと ZERO/SPORTS 製のフロントパイプの組み合わせ。
マフラー側がノーマル互換のフランジのため、絞り込まれているのがよく判りますね。
▼ ZERO/SPORTS 製の場合
ZERO/SPORTS 製の場合、フランジはノーマル形状ではなく、専用形状 になっています。
↑ ノーマルとは互換性は無いが、その分、口径を広げてあるので排気の流れが非常に良い。
↓ 写真で見るとこんな感じです。
↑ ZERO/SPORTS 製のマフラーとフロントパイプ。
フランジ部分が絞り込まれていないため、排気効率的にも大変有利 です。
■ ECU セッティング
さてさて、大パワーをひねり出すための下準備として、排気効率的にもボトルネックの無い、
ZERO/SPORTS 製のマフラーとフロントパイプに換えたのですが、、、、、
ところが、いざ ECU のセッティングを始めると、1.35K 以上の高ブーストを常時過給させるような
状況下で少々ブーストが安定しにくい状態になりました。
そこでその原因をいろいろと考えてみたところ、、、、
吸・排気系パーツの全てを ZERO/SPORTS 社製に統一する事で、開発時に想定されたパワーを
引き出しやすいと考えたのですが、よくよく思い直せばエキマニが製品版ではない試作エキマニ
だったり、その他エアフロなども私独自のチョイスが含まれています。。。
そのため、相性や個体差等の問題があって、上手く安定しなかったのかも知れません。
そこで今回は仕方なく GDB-B 型で使っていたフジツボ製のレガリススーパーRに戻しました。(^^ゞ
とりあえず GDB-B 型での実績がありますからね。
無論、GDB-B 型の頃から記事に書いている通り、このスーパーRもノーマルに取り付ける事を
前提とした製品であるため、容量的にもバランス的にも大パワーを引き出すには少々ツライ状態
なのですが、セッティングを行う上で今まで使ってきた 「 慣れ 」 もありますので、イベント までに
ある程度まで仕上げておきたいと言う私的都合(笑)も重なって、遺憾ながら戻したとも言えますね。
現に、私のよく行くスーパーオートバックス熊谷店のお客さんの中に、吸排気系からタービンまで
全て ZERO/SPORTS 製の市販版パーツで統一されている人がいらっしゃいます。
もちろんマフラーはワールドリーガーで、高ブースト域でも安定し、パワーもちゃんと出ているので、
やはり私の場合は試作版と言う部分や他のパーツとの相性などの問題でしょう。。。
時間と機会とがあれば、またワールドリーガーに付け替えて、色々と試してみたいと思います。
↑ ダイノパック式シャーシダイナモにかけて、ECUセッティング中
( ダイノパック → 最近はダイナパックと呼ぶのが主流かも (^^ゞ )
ECU のセッティングは、毎度お馴染みの有名チューナー・ティーゲット社の境さん に
出張セッティングを行ってもらいました (^-^)v
この話の続きは、
「 HKS 製 F-conシリーズ ・ 安心 ECUチューニング 2nd 【 第1話 】 GDB-B からの移植 」
へと続く予定です。 お楽しみに〜 (^-^)ノ
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