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GReddy Profec + Profec MAP 徹底攻略!
やりこみセッティング第5話 走り込みセッティング編 ここからは走り込んで煮詰めます |
GReddy Profec + Profec MAP 徹底攻略! 第5話 走り込みセッティング編
前回のお話 の続きです。
大まかに設定が済んだら、いよいよ実走してのセッティングです。
まず最初にセッティングを詰めておくのは、上の 3か所。
「 SET 」、「 GAIN 」、「 START BOOST 」 です。
以前も説明しましたが、「 SET 」 はソレノイドバルブの稼働率の設定で、これがセッティングを進めていく上でのベースとなる部分。
アクセルを全開に踏んだ時に、ブースト圧の上限値を 「 SET 」 に入れる数値で調整します。
初めは若干低めのブースト値を目標に、狙ったブースト値が出るよう数値をいじって行くのが良いでしょう。
「 GAIN 」 は 「 0 」 で、「 START BOOST 」 は、ブースト圧の上限値より少し低い値を入れて始めます。
最終的に 1.5 ぐらいまでブーストをかけたいなら、少し落としたブースト値 1.4 ぐらいを目標に始めます。
例えば、暫定的に 「 SET 」 に 「 45 」 と入れ、実走で全開にした際に 1.4
まで上がらなければもっと数値を大きく、上がり過ぎたらもっと小さな数値にして行きます。
ちなみに実走する際は、ギアは 3速 〜 4速あたりの全開で行います。
全開時間は非常に短くて OK です。
アクセルを一気に踏み込み、ブーストがグッと上がったらブースト圧を確認し、アクセルを戻して「 SET 」 を調整、そして再度踏み込んでの繰り返し。
これを何度か行えば、「 SET 」 をいくつにすれば目標値になるか把握できるようになるでしょう。
ただし、これはあくまでもセッティングの 「 最初の段階 」 である事をお忘れなく。
決してこれで終わりではありません (^^ゞ
ブーストはアクセル開度やエンジン回転数、入れているギア、エンジン負荷状態などにより、かかり方は常に変わってきます。
ここで調整した 「 SET 」 の値は、ギアが違えば当然合わなくなってしまいますし、アクセル開度やエンジン回転によっても同じにはなりません。
それらに合わせるには 「 マップ 」 を使用して調整するワケですが、ここではその 「 基準となる所を作る作業 」 という事になりますね。
なお、「 GAIN 」 はブーストが目標値まで上がった後にタレてしまうようならプラスの値、上がって行くようならマイナスの値を入れて調整します。
「 START BOOST 」 は目標値に近すぎるとオーバーシュートしやすくなるので、オーバーシュートを嫌うなら低めの値、させたいならもっと近づけた値にします。
しかし、いずれの設定も 「 マップ 」
でも調整が可能で、このあとマップのほうで煮詰めていく事になるワケですから、ここでは深追いせず軽い調整に留めておくのがお薦めです。
また、「 SET 」 の値はパソコンを使わずに本体のみでも調整出来ます。
走らせながらの調整は、本体の 「 ダイヤルを回してセッティング 」 が基本です。
↑ 通常表示 ( リアルタイム表示 ) から SET ダイヤルを左に回す
↑ SET 値の変更画面にショートカット移動
この画面に切り替わると、SET ダイヤルで自由に SET 値が変更可能。
変更後に SET ダイヤルを押すと値を保存して元の顔面に戻る。
今回はここまで。m(_ _)m
つづく。。。
備考
関連ページ : トラスト記事掲載日 : 2020/04/16