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純正オートライトスイッチの流用


純正オートライトスイッチの流用


【 ご注意事項 】
ご使用になる部品や車両個体差、施工方法等によりましては正常に動作しない場合もあるかと思われます。
流用カスタマイズは、あくまでも自己責任にて行って下さい。

オートライトが純正で標準装備の車両には、このカスタマイズは行えません。
あらかじめご注意下さいますようお願い致します。



ヘッドライト オート化ユニット ver.2.6 まで の取付カスタマイズ方法です。
( GRB / GRF / GVB / GVF 等 ) ※ 以下、GRB 等と略

純正オートライトスイッチを流用すれば、純正っぽい仕上がりに!

ver.3.0 〜 3.1EZ 用はこちらを参照



↑ スバル純正ウインカーレバー ( エクシーガ用 )

これを流用します。



↑ エクシーガ用との比較

GRB 等と同年代の頃のエクシーガ用には 「 AUTO 」 があります。
違いはそれだけで、デザイン的にも同じですね。



↑ 裏側には半透明の裏蓋

裏蓋は爪で固定されているだけなので、マイナスドライバー等を使ってこじ開けます。



↑ 中身はこんな感じ



↑ 灰色部分はコネクターになっていて、このように外す事が可能です

「 青色配線 」 が 「 AUTO 用 」 の配線になります。
GRB 等には、この「 青色配線 」 がありません。

この 「 青色配線 」に繋ぐ事で、純正スイッチの AUTO が流用可能になります。


市販リレーの加工


ここからが実際の加工作業になります。
純正スイッチに ヘッドライト オート化ユニット を直接繋ぐ事が出来ないため、市販のリレーを利用します。

市販のリレーは、作動時に 「 逆起電力 」 という電気的ノイズが発生します。
そのまま使用すると LED 製品の球切れや、電子機器の誤動作・故障の原因になりますので要注意。
「 逆起電力の対策 」 として、以下の加工を行います。




↑ 使用するのは、この2つ

エーモン製 品番 3234 コンパクトリレー、1555 整流ダイオードです。
( ダイオードは 2個入りですが、使うのは 1個だけ )




どちらもカバーをカットして中身を出します。



↑ このように加工します

ダイオードは両端のコードを切断し、リレーにハンダ付けします。

リレーの配線はそのままだと振動等に弱く、経年変化で根元から断線しやすいので要注意。
必ずタイラップを使って縛っておきましょう。
こうする事により、断線しにくくなります。

リレーの白線は不要なので、根元から切断しておくと良いでしょう。

あとは、リレーのカバーを被せて外れないようにビニールテープ等を巻いて絶縁しておけば下準備の加工は完了です。


配線加工


ヘッドライト オート化ユニット の説明書も合わせてご覧下さい。



通常、ユニットの 「 茶色配線 」 はオルタネーター信号か IG電源に繋ぎますが、その間に加工したリレーを入れるように繋ぎます。

まず、ユニットの 「 茶色配線 」 を切断し、ユニット側はリレーの 「 黄色配線 」 に接続。
切断した茶色配線の OP コネクター側は、リレーの 「 赤色 と 青色の配線 」 を一緒に接続。
リレーの 「 黒色配線 」 は純正スイッチの 「 青色配線 」 に結線。( ハンダ付けを推奨 )
結線箇所にはビニールテープ等を巻いて、しっかりと絶縁処理して下さい。

リレーの黒色配線は、別途 0.2sq の細い線 ( エーモン製 品番 2801 等 ) を使って延長すると結線しやすいです。

結線作業後、灰色コネクターを元の位置に差し込み、半透明の裏蓋を組み付けて準備完了です。
あとは、車両のウインカーレバーと交換すれば完成となります。


使い方としましては、普段はスイッチを 「 AUTO 」 の位置にしておくだけ。
「 AUTO 」 以外にすると、ヘッドライト オート化ユニット はオフになり、手動でヘッドライトやスモールを操作可能です。


おまけの情報



↑ ウインカーレバーのコネクター部分

配線内容は、以下のようになります。

01  パッシング
02  ハイビーム
03  
04  
05  
06  ウインカー左
07  アース ( ウインカー用 )
08  ウインカー右
09  アース ( ライト関連用 )
10  
11  
12  フォグランプ
13  オート     ← GRB 等では、この部分だけ無い
14  ヘッドライト
15  スモール
16  アース ( フォグ用 )
17  


備考

記事掲載日 : 2023/03/19