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HKS 製 GT III スポーツタービン & 車種別燃料強化キット |
第2話 HKS 製 タービン & 燃料強化キット詳細について
↑ HKS 製 GT III スポーツタービン
前回のお話し の続きです。
今回の第2話目は、HKS のキット詳細についてです。
↑ 純正と一緒に並べて見た感じでは大差は無いように見えますが。。。
↑ こうすると、ハッキリと違いが!!
どちらのタービンも吸入側に繋ぐサクションパイプ取付部分の外径は同じサイズです。
なので、こうして並べて見れば内部のブレードの違いが良く判りますね。
純正は奥まっている分、ブレードも全体的に小さめでしょう。
それに比べて GT III タービンはブレードがかなり手前に見えてますので、ブレード自体に奥行があるのがうかがえます。
( 奥行きが有る = 得られる風量も多い )
もちろん、ブレード全体としてのサイズも大きく純正よりも遥かに多くの過給が行えます。
見て明らかな違いもあって、圧倒的なパワーの差を生み出すのも納得です。
ちなみに上の写真を見て判るように、純正のほうはサクションパイプ取付部分に割と厚みが有ります。
GT III タービンのサクションパイプ取付部分は、内側が綺麗にテーパー加工されています。
内側に段差が無いタイプのサクションパイプを装着すれば GT III タービンは吸入径拡大になり流れもスムーズで更に効率が上がりそうです。
↑ GT III タービンの排気側
↑ こちらは純正タービン
排気側も結構違いがありますね。
まず、ブレードの枚数が純正 11枚に対し、HKS のは 12枚です。
排気ブレードの多いほうが低回転型で、少ない物より低回転域でもブーストが得られやすいと言われています。
GT III タービンが、容量が大きい割りにブーストの立ち上がりが良いのは、このあたりの設計が効いていると思われます。
それと純正には大きな段付きがありますね。
アクチェーターによる開閉部分も純正と HKS 製とでは開く向きや形状など相違点が多いです。
排気の流れも HKS 製のほうが断然良さそうですよね。
↑ タービン換装
タービン上部に取り付ける遮熱板はキット付属で HKS のロゴ入りです。
車種別燃料強化キットについて
↑ インジェクターの比較
タービンに見合った燃料を供給出来るよう、インジェクターも容量の大きい物と交換です。
HKS のインジェクターは BOSCH 社製。
噴射テストを行って性能が近いものを 4本 1セットにしているそうです。
ちなみにコネクター形状が違いますが、付属の変換ハーネスを使って車両と繋ぎます。
↓ そしてもちろん燃料供給の大本である燃料ポンプも容量の大きい物と交換します。
↑ 燃料タンクから純正燃料ポンプを取り外したところ
↑ 分解して中身のポンプ本体だけを交換します
↑ 純正との比較
細部の形状が違うので、取り付けには多少の加工が必要でした。
HKS ホームページに加工手順の載った PDF 説明書があるので、気になる人はそちらを参照下さい。
組み立て完了 & 現車合わせセッティング
↑ 組み立て完了
写真では判りづらいですが、タービン周辺には断熱材を貼り付けております。
↑ ダイナパックでセッティング
いつものように t-get 社の境さん による現車合わせセッティングです。
パワー計測グラフは前回掲載済み ですが、いや〜、結構出ましたよね (^-^)v
あれだけパワーが出れば、どこでも楽しく走れて大満足です♪
さてさて次回は、タービンキット以外のパーツも踏まえて全体的な解説をして行きたいと思います。
お楽しみに!
このお話しの続きはこちら
備考
関連ページ :t-get ( ティーゲット )
HKS 製 GT III スポーツタービンキット
HKS 製 車種別燃料強化キット WRX STI
記事掲載日 : 2022/12/25